ジューンブライド・せっかくのパーソナルカラーが映えない理由を考えてみました
ジューンブライドに関連する話題が先行する5月の終盤です。
ジューンブライドの主役、新郎新婦の装いもそうですが、披露宴に招待され参列する皆様の装い含め、パーソナルカラーを生かせない/知ってるのに映えない理由を考えてみました。
婚礼の画像を後から見直して、なんとなく、消化不良。
「もっと自分たちらしい装いはなかったのか?」
そうお考えの新郎新婦も多いと報告が入ります。
「なんとなく映えない、冴えない」
「借りてきた猫みたい」
「本来の私たちと乖離している」
「ドレスの色だけが悪目立ちしている」
そういう声も。
それは、参列なさった招かれたゲストの方々も同じ。
「なんだか、示し合わせたように似たり寄ったりのドレス」
「平均点ではあるけど、特別良くも美しくもない」
もっと深刻なのは、
「パーソナルカラー診断を受けて自分のカラーなのに映えない」
「結局パーソナルカラーを生かせていない」
という声もある事です。
今日は、
「パーソナルカラーを生かせない理由を考えてみました」
(前編と後編)
として解説させていただきます。
まず、すでにご自身のパーソナルカラーを診断等を通してご存知なのに生かせていないケースの原因を考えてみます。
「パーソナルカラーを生かせない理由-01」
◼️手元にパーソナルカラーの資料やカラーチャートが無いので色を正確に選べない。
ご存知のように人は色を記憶できません。
また、記憶したつもりでもかなり曖昧で、体調や心理的状況で記憶した色はさらにばらつきます。
そこで、客観的な基準となる色標やカラーチャートが存在します。
ご自身のパーソナルカラーをご存知でも、肝心の検討する材料のカラーチャートが無いと決めることも選ぶこともできません。
「パーソナルカラーを生かせない理由-02」
◼️手元のパーソナルカラーの資料やカラーチャートの質が良くない。
色を選ぶ基準となる色標やカラーチャート、カラーガイドは厳格な基準や責任ある技術を持った企業や団体やメーカーがこれを作ります。
例えば、ワールドワイドで使われるPANTONE(R)のカラーガイドはこのような感じ。
イルドクルールでは、このPANTONE(R)カラーガイドは福岡天神のカラーサロンに常備、いつでも大事な色の解説や指定に使用しています。言わば、世界で最も信頼のある色標がPANTONE(R)であり、他に横にならべるものは存在しません。
時おり、イベントや簡易カラー診断等で、WordやExcell等で作ったような簡易カラーチャートを汎用のプリンターで普通紙にプリントしたり、協会や組合の発行するPDFデータをカラーチャートとして無料で配布するケースもあると聞きますが、そもそもカラーマネジメント的にWordやExcellでーたでは色は正確に表示できないと考えます。また、汎用の家庭で使うレベルのコンシューマーレベルのプリンターで、しかも普通紙では色は正確にプリントされません。
〜ということは、プリンターでプリントしたようなカラーチャートでは、パーソナルカラーは活用する以前の問題として、配布したり販売する業者の専門性のレベルが疑問符がつくということです。
少なくとも、色が業務の生命線であるデザインや制作、他クリエイティブな分野では、そのような手荒いことはしません。
色標は、しかるべき色標を使い、プリンアウトされたカラーデータは参考にもしないでしょう。
「パーソナルカラーを生かせない理由-」
◼️手元にパーソナルカラーの資料やカラーチャートが無いので色を正確に選べない。
◼️手元のパーソナルカラーの資料やカラーチャートの質が良くない。
今日は前半ですが、このようにパーソナルカラーを生かせない理由として、
そもそも手元にカラーチャートが無いので色を選べない。
また、手元にあるカラーチャートがプリンターでプリントしたレベルのもので使えるレベルにない。
この2つの原因が見えてきました。
では、明日にでも、後半のもっと深刻な原因について解説を進めます。
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