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2023年10月19日

色彩検定やカラーを学ぶ場所に色が正しく見える光や照明が無いとかなり困る理由


AFT色彩検定を学ぶにも色が正しく見える環境は大事イルドクルール福岡


カラースクール・イルドクルールは、デザインやアパレル、各種プロダクトの現場の色校正ブース/色検証ブースと同じかそれ以上の「色が正しく見える」環境と照明を常備しています。

イルドクルールは長くそのことを提唱していますが、「色が正しく見える環境」は当然、色彩学やデザインアートを学ぶ方々にはとても大事。

イルドクルールのほとんどの講義と実習は、色評価用照明(演色性Ra99AAAの非LEDの特殊な照明を色温度を統一して使用します)のもとで行われます。つまり、色彩学を学ぶ入り口の部分で、色を誤って解釈したり理解してもらっては、その後の学びに大きな影響が出るからです。

少なくとも、スクールや学校と名のつくところで、世界最高水準の演色性の光の下で色彩を学ぶところは、日本に他に無いのかもしれません。もしあったらぜひ教えてください。まだまだ、このことは改善を推進していく必要があります。

画像のように、目の前の色は(いくら人の視覚や脳が順応するとはいえ限界があります)光源や環境でかなり異なって見えます。

最初のサンプルは、色温度の違いで異なって見える肌色見本。

照明による肌色の異なる見え方イルドクルール

次の見本は、光源の演色性が低いLED照明(実測Ra80以下)で、鮮やかな衣装がどう見えるかと、それが見慣れたカットフルーツならどうなるか(2枚目は画像編集ソフトでターゲットを使って本来の色に近く編集してあります)。

演色性が低い照明の着物の見え方イルドクルール
演色性が適正な照明の着物の見え方イルドクルール

演色性が低い照明の果物の見え方イルドクルール
演色性が適正な照明の果物の見え方イルドクルール


デザインやアパレル、各種プロダクトの現場の色校正ブース/色検証ブースには、最高レベルの「色が正しく見える」照明を使っています。

色を判定する、色を決める、色を評価する場所なら当然ですが、実は色を学ぶ場にも「色が正しく見える」環境は必須なのです。

イルドクルールは、そのような専門の分野と匹敵する、またそれ以上の精度の「色が正しく見える」照明を常備し、色温度や照度も管理してベストな色彩を学ぶ環境を提供しているスクールです。

一般的に、自然光が入る環境なら支障がない、とも言われますが、その自然光も、気象条件や時刻、方角や緯度、周辺環境で光の成分はまちまちで、しかも一定ではなく常に変化しています。

また、イルドクルールは光源のミックスを行いませんが、一般的には照明/光源ごとに演色性や照度、色温度が異なるので、目の前の色はその見え方に複雑な差異を見せます。商業施設のコスメコーナー等では、同じブランドの敷地内で、同じ商品が異なった色に見えて消費者のショッピングにおける色のトラブルは(商業施設の照明が光が直進するLEDに代わってさらに)増えていると報告があります。

こちらは、モデルさんを新しい汎用のLEDの設備の会議室の照明で撮っています。

LEDによる撮影データ無編集イルドクルール
LEDによる撮影データを色編集イルドクルール

(色が優れないのは、LED/1つめ、まんべんなく各波長の色光を最初から含んでいないためです。2枚目の画像は画像編集ソフトでターゲットを使って本来の色に近く編集してあります)

最後はせっかく作っていただいたオムレツです。
1枚目は家庭のLED照明/演色性Ra80以下。

汎用LEDで撮影したオムレツ無修正イルドクルール
汎用LEDで撮影したオムレツ適正な色に修正イルドクルール

近年では、東京の築地から豊洲に東京市場が移動した当初、照明が変わったので、長年の経験のあるマグロの目利きの皆さんの経験値が豊洲の新しい(恐らくはLED)照明下で発揮できず、一部でパニックになったとも(マグロの投球や品位を色味で見極められなくなったため)。

このように、色が正しく見えないと厳密な色の判定や色彩の学習は成立しません。


イルドクルール3.0アイコン202111


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「ショッピングモール等でパーソナルカラー診断を一切行わない理由」


カラースクール福岡天神イルドクルール

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